『ワンダンス』73話74話ネタバレと75話への考察
講談社の『ワンダンス(作者:珈琲)』の第73話「初チームバトル③」74話「 初チームバトル ④」の見どころと感想をネタバレありで伝えます。
チームバトル1回戦、一凛高校vs橙陽学園。
勝利はどちらに?
そして、ダンスバトルコンテスト編終了。
ワンダンス(6)カボvs壁谷、伊折vs壁谷。激戦が始まる。(紙書籍で読むならこちら)
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『ワンダンス』72話までのあらすじ
ダンスバトルコンテストのソロバトル部門で優勝した伊折。
その優勝者に与えられる審査員とのエキシビジョン。
それを、ジャッジありでの勝負に持ってきた伊折。
相手はプロダンサーのアッセイさんで。
圧倒的に打ち負かされる伊折。
打ちひしがれる伊折と、疲れが取れていないカボの前に、チームバトル部門のコールが鳴ります。
一凛高校のダンス部の先輩たちはチーム部門に登録していて、そして、男子たちが復帰できないからと、女子たちで回そうとします。
1回戦、一凛高校vs橙陽学園。
1ムーヴ目、恩がバトルでの不完全燃焼を解消すべく、1番目に踊り、勝ちに行きます。
続いて2番目に、平井匁が恩に続いて、流れに繋ぎ、強さを強調するアプローチで繋ぎます。
3番手、副部長の神野志岐は、幅を取り入れるためWAACKを出します。
ただ、それが、強さというアプローチを弱め、曲のビートに対してのインパクトを弱くしてしまい……。
残り20秒。
誰が出るか顔を見ている部員たち。
カボは逡巡したあと、他人の顔色を窺うのをやめます。
このチームは自分がひっぱる、と。
驚く、一凛高校ダンス部。
果たしてどうなるのか?
『ワンダンス』73話74話ネタバレストーリー
ダンスバトルコンテスト、チームバトル部門1回戦。
一凛高校vs橙陽学園。
1ムーヴ目、4番目に出たのは、カボ。
ついにカボのターンが……。
『ワンダンス』第73話「初チームバトル③」
購入したペットボトル飲料を選んでいく一凛高校ダンス部の女性陣。
湾田も飲料を選んで開けようとしますが、苦戦しています。
そんな中、カボと伊折は沈黙していて……。
その様子を見ていた内藤愛果は、後輩の湾田のボトルの蓋を開けます。
そして、チームバトルの反省および振り返りをしていきます。
1回戦1ムーヴ目、ラストにカボが出ていくも、上手く音を掴めずに場の雰囲気を沸かせることが出来なかったと反省します。
その良くない流れで、相手の橙陽学園には、1ムーヴ丸々かっちりしたルーティンで応戦されピンチに立たされる一凛高校。
2ムーヴ目、一凛高校の番。
内藤愛果が「なんかカマさなきゃと思って…」とフロアムーヴに苦手意識があるにも関わらず、フロアに出てだいぶグダったと反省します。
その後に踊った常葉らめが、普段はイケイケなキャラではないのに、変なテンションのスイッチが入って、足首をぐねっていたと告白します。
下田瞳が、「100回くらい同じムーヴを繰り返した気がする…」と。
実力の3分の1も出せなかったことを反省します。
そんな中、ハンドウェーブの練習をしている伊折が注意されます。
「皆で話している時にハンドウェーブの練習しない!」と。
これに、部員一同呆れます。
相手・橙陽学園のターン。
ハイレベルなソロ回しによりさらに軍配が上がってきます。
次のムーヴに伊折が出ると言います。
しかし、1ムーヴ踊って一回も沸かなかったと、カボは驚いていました。
「伊折先輩でもこういうことあるんだ…」と。
それに対し、伊折は自分を評価します。
「正直まあ俺、全然ノってなかった」と。
3ムーヴ目橙陽学園のターン。
沸く会場に、観客として見ていた壁谷たちが、「…これ(一凛高校)、負けたくね?」と言います。
誰しもが、そう思う中――。
「…ワンダ、行く?」と恩ちゃんが言います。
それに対し湾田が、「行きます」と。
「Justin Timberlake- Love Don’t Love Me」が流れる中、湾田が踊るとき、観客の、審査員の表情が驚愕に満ちます。
カボが感じたのは、「空気が一瞬でひっくり返った」のが分かったと。
振り返った湾田の目を見て伝わったのは――「本気で相手を魅了しようとしてる」ことが、と。
審査員の一人であるアッセイさんが身震いをします。
『ワンダンス』第74話「初チームバトル ④」
1回戦、橙陽学園との戦いでの回想も終わります。
そして、結論として1回戦、勝てたのは、湾田のおかげ、と。
愛果先輩と話している湾田を傍らに、カボは一人考え事をします。
…俺も
ソロバトルでは爪痕を残したつもりだった…
だがいつの間にか今日の印象は湾田さんに塗り替わった
不思議だ
湾田さんのことは尊敬している
でも同時に嫉妬も感じる
気持ち悪い
『ワンダンス』第74話「初チームバトル④」
湾田に対して生まれた、カボの嫉妬。
「もしかしたらこのまま優勝ある…?って思ったもんね」
先輩たちが話していました。
ただ、それは2回戦、昌谷高校――宇千たちがいる高校で……。
「Dougie Like Savage – Cliff Savage」の曲を宇千たちは、各々好き勝手やっているように見えて、全員の「格好いい」のイメージが共有されている、集団としての強さを感じるダンスをします。
それに対して一凛高校は、恩を含むレギュラーメンバー、恩と湾田、伊折とカボとチームで踊りますが……。
ジャッジは、3対0で昌谷高校が勝利を手にします。
そして、昌谷高校はそのまま決勝まで行き、優勝します。
回想を終えた一凛高校のメンバー。
沈黙の中、嗚咽が聞こえます。
その方向を向いた先には――号泣する湾田が。
慰める先輩たちですが、湾田の涙が感染するかのように、しんみりとした空気が流れます。
カボは、伊折先輩はこのような空気は苦手だろうなと思い伊折を見ます。
そこには、静かに涙する伊折の姿が――。
ダンスに時間を掛け、練習をして、その結果が敗北。
その悔しさに、湾田に対して――チームとして参加して、チームの敗北に涙していました。
そんな伊折の姿にカボは、心の中で感謝します。
ダンスバトルイベントに連れてきてもらったことに。
たくさんのいいダンスが観れたことに。
上位成績者の写真撮影が終わり、ごみを回収している湾田。
その姿に、元気になっている湾田を見てホッとするカボ。
そんな中、湾田が帰ろうとするアッセイさんを見つけます。
それに対して、「ひぃ捕まった」というアッセイさん。
イベント後にダンスのアドバイスを求められなかなか帰れないという審査員あるあるを回避していたアッセイさん。
ちなみに、万里さんとアビさんは、アドバイスを求められる行列に巻き込まれたようで。
何かを訪ねようとする湾田に、アッセイさんは言います。
君に出すアドバイスはない。
ばっちりだったと。
ただ、湾田から出た質問は、ダンスで仕事をするために大切なことは何なのか?でした。
真剣な表情の湾田にアッセイさんは、真摯に答えます。
仕事っていうのは…
どれくらい他人の役に立つかで決まるんじゃないかな
君のダンスが誰にどう役に立つのか…
それがわかった時が食べれるようになる時かもね
『ワンダンス』
アッセイさんは、湾田を改めて誘います。
「夏休みに俺の作品(ナンバー)の練習に参加しなよ」と。
そして、振付師のナンバーイベントがあるから、それに出ないか?と。
カボは、驚愕します。
バトルでは結果を出さなかったけれど評価されていることに。
そして、夏休みはコンテストに向けての練習やバイトすると言っていた湾田に、さらにナンバーの練習というハードさに。
アッセイさんの誘いに、「行きます」と答える湾田。
そして、アッセイさんに頼み事をしようとします。
カボが湾田の視線で、「カボ君も一緒に」と言おうとしてくれているのを察します。
ただ、カボは怖くなります。
湾田が持っていたゴミ袋を奪い取り、アッセイさんに「ごみとかありましたら」とテンパって言います。
アッセイさんは、ごみをカボに渡してから帰ります。
カボは、ごみ袋番を湾田から変わりたかったことと、アッセイさんへのお願いを遮ろうとした結果、変なタイミングで渋滞してしまったと後悔します。
なにより、カボが怖かったのは、湾田のお願いがもし、断られたら――今の自分にそれが耐えられる自信がなかったからでした。
視点がアッセイさんに代わります。
今はまだ地方の一高校生だけれど、いずれ皆あのヤバさに気づくと、考えごとをしていました。
視点がカボに戻り、イベント会場から外に出ます。
雨が降りそうな空模様の中、カボを呼ぶ声に反応します。
振り返ると宇千がカボに抱き着きます。
そしてカボに感謝します。
今まで出たバトルで一番楽しかった、と。
それに対して何か答えようとするカボに、宇千は何も言わなくてもいいと言います。
カボは瞬時に察します。
吃音のことを知っていることに。
離れていく宇千を後に、湾田がカボに言います。
カボの様子を心配していた宇千に、症状のことを話したことを。
謝る湾田に対して、むしろありがたいとカボは思います。
予選の時、湾田が宇千と離れていく姿を目にした時のことを思い出すカボ。
その時に、話してくれたのだと察します。
湾田もその時、宇千に予選のダンスを誉められ、ダンスの経歴を聞かれたそうです。
カボも湾田の経歴に対して疑問に思っていたのと同じく、カボの吃音症のことについて気遣ってくれることに対して疑問を持ちます。
カボは仮説を立てます。
湾田さんの身内に、吃音症に似た症状の人がいる、もしくは、湾田さん自身も何かの疾患を持っているのではないかと。
そして時は遡り、――春。
一凛高校入学前の湾田さんの話に入っていきます。
『ワンダンス』73話74話の感想
前回の流れから、チームバトルのダンス内容が観れると思っていましたが、予想外れの展開でした。
恩ちゃんから匁に繋ぎ、その後に続いた副部長が、ダンスの流れのアプローチに弱くしてしまい、カボのターンで取り返すことができるかと思いましたが、その後も、グダグダになってしまったそうで……。
2ムーヴ目、伊折がそのムーヴ丸々踊りますが、伊折自身ノってなかったと。
3ムーヴ目の湾田の番で、一凛高校の負けムードをガラリと変えてしまいます。
橙陽学園戦は、恩と湾田以外のダンス詳細があまり分からなかった。
2回戦、昌谷高校との闘いでは、3ページで納められていました。
レギュラーメンバーの息をそろえた振り付け、湾田と恩のPOPPIN、伊折とカボの共闘。
後ろの二つのダンス詳細は、個人的に観たかったです。
予選時に湾田と宇千が、消えた理由の伏線も回収し、ダンスバトルイベント編が終了。
夏休みに、アッセイさんからナンバーの練習に誘われた湾田。
カボは、これからどうしていくのか?
『ワンダンス』75話への考察
ダンスバトルイベントが終了し、湾田の過去編が始まります。
カボが感じていたこと。
湾田の今までのダンス経歴。
湾田の身内に吃音症と似た症状の人がいるのか?
湾田自身に何かしらの疾患があるのか?
これが、次話から明らかになっていきます。
『ワンダンス(作者:珈琲)』 は現在6巻まで既刊。
『ワンダンス』75話76話77話のネタバレストーリー記事はこちら