『ワンダンス』71話72話ネタバレ感想と73話への考察
講談社の『ワンダンス(作者:珈琲)』の第71話「初チームバトル①」72話「 初チームバトル ②」の見どころと感想をネタバレありで伝えます。
ソロバトル部門を優勝した伊折。
その伊折がアッセイさんとジャッジバトルすることになります。
アッセイさんの実力はいかに。
そして、チームバトル部門も始まり、ついに一凛高校の出番になります。
主人公のカボがついに――。
伊折vsアッセイさん。
そして一凛高校vs橙陽学園。
先輩地たちもついに始動します。
チームバトル部門の開幕編という部分の魅力をこの記事では紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
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ワンダンス70話までのネタバレあらすじ
一凛高校に入った1年の小谷花木(カボ)は、同じ1年の湾田光莉の影響でダンス部に入ります。
様々な経験を得て、高校対抗別ダンスバトルイベントに、伊折達とともに参加します。
ソロバトル部門決勝戦、伊折vs壁谷。
延長戦を制したのは――伊折でした。
優勝者には審査員一人とエキシビジョンの参加資格が得られるとあり……。
ワンダンス71話72話のネタバレストーリー
ダンスバトルイベントソロ部門の決勝戦が終わり、チーム部門が始まるまでの間、エキシビジョンを控えた伊折は恩ちゃんに……。
第71話「初チームバトル①」
恩ちゃんと付き合いたい思っている伊折に、恩ちゃんは言います。
「まず普通に遊びとか誘ってよ…」と。
段階を踏んでほしい恩ちゃんの気持ちを理解しない伊折。
「なんかめんどくせえな」
そんな伊折に恩ちゃんは、聞きます。
「付き合って何がしたいの?」
伊折は赤面しながら言います。
「…手とかつないで帰ってほしい」
伊折のそのギャップをみた恩ちゃんは、キュンとします。
「…かわいい‼」と思いながら。
アナウンスが流れます。
今から、ソロバトル優勝者(伊折)対ジャッジ1名(アッセイさん)によるジャッジバトルを行うと。
エキシビジョン(無判定)の予定でしたが、伊折の希望でジャッジする流れになったと、放送されます。
伊折は、恩ちゃんに言います。
「これ勝ったら考えてよ」
アッセイさんと伊折のバトルが見られる観客は、沸きます。
流れる曲は、「Trikk – Floorwave」。
伊折は、自分にとって有利曲で、アッセイさんがこの曲で踊るイメージが湧かないと。
そして、アッセイさんがしかも先攻で踊ることから、勝てるのでは?と思います。
けれど、伊折を目にしたアッセイさんは――伊折が聴いている音とは次元が違いすぎており、唯々圧倒されるだけでした。
結果は、アッセイさんの圧勝という形で……。
伊折は、燃え尽きておりました。
先ほどのアッセイさんとの勝負で。
その燃え尽きっぷりを見ていたカボは、そんな伊折にずっと引っ掛かりを感じておりました。
壁谷さんとのラストムーヴ終了後に、どうして「…ドローかも」と言ったのか。
伊折先輩はせっかく喋れるんだから「勝った」と言えばいいのに、と。
カボは、ラストムーヴ終了後、伊折の勝ちだと思っておりました。
そして、そのシーンを自分に置き換えて想像します。
「勝利or敗北?」と聞かれても、声に出せない、答えれない自分の姿を……。
「喋らなくていい職業」なんてこの世にないのかもしれないと打ちひしがれてしまいます。
カボの横で、湾田さんがお辞儀をしている姿が目に入ります。
そこには、アッセイさんがカボたちの方に向かってきており、声を掛けます。
「おつかれ!」と。
第72話「初チームバトル②」
アッセイさんは、湾田さんを励まします。
「このあとも踊るんだろ?頑張れよ」と。
そのまま去っていくアッセイさんに、何で自分には何も言ってくれないのだろうかと思います。
そして始まる、高校対抗チームバトル部門。
チームバトルは、各高校3ムーヴ制で、1回戦は1ムーヴ時間制限1分間。
その1分間の使い方は自由で、誰が何回踊っても、ソロでも、全員でルーティンを組んでもOKというものでした。
初戦のチームバトルを制したのは、壁谷率いる鐘光高校でした。
カボたち一凛高校の出番は次でした。
恩ちゃんはカボに大丈夫か聞きます。
カボはフラフラしていて、だいぶお疲れの様だと判断した先輩たち。
チームバトルは、恩とワンダに懸かっているという先輩たち。
そこで副部長である神野は、言います。
「実はここにいる全員、入場の時にメンバー登録しておいた」と。
「え…?」と驚く皆に、アナウンスが流れます。
次の試合、一凛高校vs橙陽学園と。
一凛高校の先輩たちは腹を括ります。
「今日バトル見ててやれるかもって思った」と。
恩ちゃんは言います。
「1ムーヴ目はかなりショートに回そう」と。
そして、「最初は私がいく」と。
ボトルスピンが入り、先攻が一凛高校になったとき、恩は言います。
「不完全燃焼」と。
流れる曲は、「AllttA feat.20syl. Medeiros – That Good Ship」。
審査員の一人である万里さんは、恩を、POPPIN’は会場でも突出していると評価していました。
恩が踊り始めると同時に思います。
中学生に上がるころにはダンスバトルで何度も優勝することがあって、ひとつ満足した感じがあり、バトルから遠ざかった。
けれども、誘われ出た久々のダンスバトルで負けてしまい、「火が付いた」。
そして、「負けてられない」と。
空中ももHITを打つ恩の姿に、圧倒される観客。
そして恩の番が終わり、次を継いだのは、平井匁でした。
恩ちゃんがハードヒットを魅せたから、流れを継いで強めに叩く意思で。
彼女のHIPHOPの流れの後に、副部長の神野志岐がWAACKを繰り出します。
ダンスの幅を魅せるためワッキングを選んだ志岐で、審査員たちも、なかなかスムーズなワッキングだと評価します。
指先の表現力は大したものだと。
けれど、このビートに対してのアクセントが、先ほどまでのアプローチに比べると一段弱く感じると。
残り20秒となり、カボは周りの顔を窺います。
けれど、すぐに決心します。
「他人の顔色窺うのはもうやめだ」と。
そして、「このチームは俺が引っ張る」と。
前に出るカボに驚く部員たち。
ワンダンス71話72話のネタバレあり感想
アッセイさんとのジャッジバトル控える伊折と、伊折から付き合ってと言われている恩のやり取り。
伊折から、遊びなどの約束をすっ飛ばされて、そのまま付き合ってほしいと言われて困っている恩ちゃんが可愛らしいです。
そして、伊折が顔を赤らめて「手とかつないで帰ってほしい」と言ったことに、きゅんとしている恩ちゃんが可愛い。
アッセイさんとのジャッジバトルが始まるときに、「これ勝ったら考えてよ」と恩に言ったことで、負けフラグが立ってしまったのではないかと思います。
選曲、そして先攻アッセイさんという状況に、勝てるのではと油断した伊折。
今回の伊折は、ダメすぎると評価を下したいです。
集中できていないと。
チームバトル部門の1回戦、一凛高校の出番で、女子メンバーたちの本気が見られるシーンは貴重でした。
そして、宮田恩、平井匁、神野志岐のプロフィールが見られる貴重場面。
カボの決意のシーンは次話の期待につながるところでした。
ただ気になるのは、湾田、どこにいった?
ワンダンス73話への考察
チームバトル部門1回戦ファーストムーヴ残り20秒、前に進み出たのは、カボ。
流れ的には、アクセントの強いアプローチが求められていると思います。
カボのダンスジャンルは、HIPHOP、HOUSE。
BREAKIN’のアップロックやPOPIN’のヒットといった技術は、少し教わっている状態。
壁谷戦2ムーヴ目で魅せた、HIPHOPの脈拍リズムを魅せるのか?
同じくラストムーヴで魅せた、HOUSEで行くのか?
気になるところです。
そして、姿を見せない湾田。
二人で踊る可能性もありますね。
次話が気になる次第です。