『死神娘はぺろぺろしたい』第14話ネタバレあり内容と15話への考察
この記事は、『死神娘はぺろぺろしたい (原作・朱白あおい/構成・村田真哉/作画・渡辺つよし)』第14話「死神娘は内なる欲望を刺激されたい」のネタバレありの内容や15話への考察を書いています。
第14話「死神娘は内なる欲望を刺激されたい」は2021年9月24日に公開されました。
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『死神娘はぺろぺろしたい』13話までのあらすじ
猛婆の名を冠する少女・月によって記憶を失っていた塔矢。
無事、記憶を取り戻した塔矢だったが、猛婆の能力『忘失』が強まり、塔矢に頭痛が奔り倒れてしまいます。
猛婆に洗脳されかける塔矢は、依波と出会い、それからの出来事を思い出します。
死神娘たちに、住所を調べ上げられ、不法侵入され、体液を貪られ……。
そして、しおらしいサリエルから、先代からの最後のメールで伝えられたことを塔矢に伝えます。
「次代の王は既に生まれている」
後継者候補が塔矢以外にもいると。
塔矢を守るため、四六時中見張りを立てるというD13たちに、帰れという塔矢。
そして、やけにあっさりと引きさがるD13たち。
司令官モードを使用したわけではないのにと考える塔矢のそばには、敵が……。
アイゼンシュタイン勢が待ち構えておりました。
エレシュキガルの「日没の女王(クル・ヌ・ギア)」により、不可侵領域にされた塔矢の家。
D13たちをコマ扱いする王候補、アイゼンシュタイン。
塔矢は、それに対し怒りますが、依然ピンチが続く塔矢。
いったい、どうなる?
『死神娘はぺろぺろしたい』14話のネタバレストーリー内容
猛婆の「忘失」の能力が発動しているにもかかわらず、意識を何とか引き留めている塔矢。
そんな塔矢を殺そうとするアイゼンシュタイン側のD13たち。
アイゼンシュタインは、
「加賀見塔矢には利用価値がある」と言います。
加賀見塔矢を利用して、塔矢陣営のD13たちを引き込もうと……。
塔矢の見張りをエレシュキガルに任せ、アイゼンシュタインたちは、他の王候補を潰しに行くと、出ていきます。
その直後、エレシュキガルは塔矢の顔を足蹴にします。
イザナミ(依波)が何故、価値もない男に執着しているのか、と。
イザナミという言葉に反応して、塔矢は「依波…?」と声に出します。
そこでエレシュキガルは塔矢の腹に思いっきり足で踏みます。
「神の名を気安く呼ぶな」と。
塔矢は、イザナミをやけにこだわるエレシュキガルを不思議に思い、なぜこだわるのか聞かされます。
「あの子と私は同種」だと。
イザナミの「神誑(かみたらし)とエレシュキガルの「日没の女王(クル・ヌ・ギア)」は同じ空間支配系の能力であることからでした。
近しい神の名を持つものとして、常に比較されていて、特にイザナミは先代のお気に入りであったからでした。
・冥府を収める神。=支配的要素をもつ。
・夫である男神と一組で祀られている。
・神の冥界下りにまつわる神話を持つ。
・史上最も濃密な「死」の概念そのものである事。
故に、イザナミを嫌うエレシュキガルは、塔矢を殺して、イザナミの絶望した顔を見たいと言います。
そのまま放置しても、体液を摂取できないイザナミは、暴走して仲間と潰しあい、凄惨な死を迎える事でしょう、とも言います。
依波に対する執着が半端ないと、塔矢は思いました。
一方そのころ、依波たちは――依波と真矢は、取っ組み合いの喧嘩が勃発していました。
そして、リベカは二人の喧嘩を止めようとします。
そこへ、シファが登場し、体液のストックがたくさんあると用意していました。
それを見た、取っ組み合いをしていた二人は、すぐさま飛びつきます。
それぞれが欲する体液を飲み、高揚します。
ただ、イヴが欲する乳は、今はまだ出ないけれど、日々こっそりと女性ホルモンを打っているとのことでした。
リベカは、いつの間にこんなに体液を集めたのか聞きます。
シファから返ってきた答えは、「常時」とのことでした。
寝ている間や薬で意識を失わせている間に、採取していたと。
リベカは言葉を失います。
自分たちの王を、体液を汲み出すためのポンプ扱いに。
敵対したことを後悔した瞬間でした。
体液を摂取して落ち着きを取り戻した、真矢と依波。
依波の能力「神雷(かみえれき)」でさえ、塔矢の存在を感知できないことから、暗示系の能力者から攻撃を受けたと判断します。
その相手は、エレシュキガルと。
そして、彼女の能力「日没の女王(クル・ヌ・ギア)」は領域内のあらゆる人間を支配下に置ける無敵能力であると。
依波は怒りをあらわにします。
塔矢に傷の一つでも付けようものなら、千回殺してやる、と。
そこで、リベカは言います。
その点は大丈夫です、と。
エレシュキガルから被害を受けることは100%無いと言います。
エレシュキガルの裏切りを確信した時点で、手を打っておいた、と。
暗示には暗示を……。
エレシュキガルは塔矢の前で、イザナミを貶めておりました。
媚びる事しか能のない、下らない女だと。
塔矢は否定します。
「あいつには、男を篭絡する事なんてできやしない」と。
塔矢は依波の評価をします。
「バカで迷惑だが、少なくとも自分の意志で行動している」と。
そして、エレシュキガルに言います。
「お前みたいに、劣等感で人を殺す様なゲスじゃない」と。
その言葉にエレシュキガルはキレて、塔矢の顔を思いっきり踏みます。
「お前如きに、あの女何が分かる」と。
そして、塔矢に止めを刺そうとしますが、塔矢が立ち上がります。
「日没の女王(クル・ヌ・ギア)」の支配下にありながら、命令なしで動く塔矢に驚きを隠せないエレシュキガル。
塔矢に、「勝手に立つな。クズはクズらしく床に寝そべって」と命令を下そうとしますが――。
塔矢から顔に張り手を食らい、壁ドンされます。
「黙れ。命令するのは俺の方だ」と。
ただし、塔矢本人の意思とは関係なく、リベカの能力の暗示により発動している「ドSモード」が塔矢を動かしていました。
発動条件は、エレシュキガルと二人きりになり、危害を加えられそうになった時に、発動するものでした。
強気であったエレシュキガル(冥加サラ)は次の瞬間には、尻を叩かれて喜んでいる豚になっていました。
サラは叩かれながらも、「支配されたい」という欲望が湧き上がっておりました。
シュメール神話において、ネルガルという配偶神とともに祀られている。
一説には、ネルガルに激しい暴行を受け、無理やり妻にされたと言われている。
そんな夫に対し、強い愛憎と執着を抱いていた。
紀元前4500年前から存在する原初の神でありながらも、DV夫と別れることのできない、原初のドM。
ドSモードの塔矢に懇願します。
「もっと激しく、私を辱め、痛めつけてくださいませ――ッ」と。
『死神娘はぺろぺろしたい』15話への考察
サリエル(リベカ)の能力「邪視」の暗示により、ドSモードを覚醒した塔矢により、とりあえず危機的状況を回避しました。
このままドMのエレシュキガル(サラ)を陥落することができるのか?
展開的には、サラを陥落して、「日没の女王」を解除させ、塔矢陣営のD13が集まると思います。
ちなみに、エレシュキガルに与える体液は何なのか期待したいところです。
次話はコミプレで10月22日公開予定です。
現在2巻既刊。