『ぐらんぶる』14話ネタバレストーリー内容と感想
『ぐらんぶる』原作:井上堅二、漫画:吉岡公威の第14話「男のカクテル」のネタバレありストーリーの内容や感想を書いています。
沖縄までの準備編となるパートでいろいろと、笑いどころ、突っ込みどころが多い作品です。
主人公・北原伊織たちが、沖縄合宿の費用を稼ぐため、バイトする話です。
この記事では、寿先輩が働くバーでのアルバイトをメインに紹介していきます。
ぜひ、ご覧ください。
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『ぐらんぶる』13話までのあらすじ
テニスサークルとの勝負に勝ち、賞金を得た伊織たちのサークル「PaB」。
そして、「合宿をしようかと思う」と先輩の声で行くことになった沖縄。
先輩が持っていたのは、伊織たちが見ていた沖縄の雑誌で、先輩たちは新入生のためにと感動する伊織たちでしたが――
泡盛一気飲み文化「オートリ」のページが開かれていて、戦慄する伊織たち。
夏休み前の追試も終え、沖縄へ期待を膨らます伊織たち。
そんな伊織たちに同窓生たちは部屋飲みを提案する。
地獄の部屋飲みを終え、ついに沖縄への準備を始めるのだった。
『ぐらんぶる』14話のネタバレストーリー内容
ぐったりした伊織と耕平。
そんな二人に話をかける愛菜と梓先輩。
合宿費用を稼ぐのが難しいと伊織と耕平は言います。
時田先輩に紹介してもらった引っ越しのアルバイトの給料を、飲み代に使い数百円しか残っていないと。
時田先輩は、昨日使った分をまた稼いでくるようで、伊織達は、連続はキツイと断っていました。
伊織達は寿先輩もいないことに気づきます。
アルバイトをしているようで、伊織達は、風俗の客引きやショーダンサーをやっているのではないかと言います。
梓さんは言います。
「ブッキーのバイト先行ってみる?」と。
着いたのは、「Bar Routes」。
寿先輩はバーテンダーをやっておりました。
伊織と耕平は、寿先輩の姿を見て、高額請求する姿やいきなり服を脱ぐ姿を想像し、警戒態勢を取ります。
そんな伊織達に梓さんは寿先輩をフォローします。
「ここボッタクリどころか安い店だよ」と。
そこでマスターが登場します。
寿竜二郎のバイト姿を見て、どう思うか、伊織達に尋ねます。
返ってきた答えは――。
「違和感しかないです。」
「いつクビになるんですか?」
『ぐらんぶる』4巻
その返事に「彼、お客さんから人気あるんだけれどねえ」と困った顔をマスターはします。
寿先輩は、女性客から相談を受けていました。
「好きな人がいるんだけど、うまくいきそうもない」と。
それに対し、「そう悩まず、勇気を出して頑張れ」と。
そして笑みを浮かべて、
「うまくいかなかった時は…、俺が朝まで愚痴に付き合うからさ」と。
これに女性客はときめきます。
そんな光景に、伊織と耕平は、
「マスター、彼の頭にナイフを」
「俺からもフォークを」
『ぐらんぶる』4巻
その言葉に、冷や汗を浮かべるマスターでした。
伊織達は考えます。
ひょっとして、バーテンダーという仕事はモテるのではないか、と。
梓さんは、「天然で良い事を言うからだと思うケドねえ」と呟きますが……。
マスターは伊織達に、「君らもやってみたらどうだい?」と衣装を貸し出します。
衣装に着替えた伊織達のあまりにも似合っている恰好に愛菜は顔を赤らめます。
ただ伊織達は、「酒の席で服を着てるって凄い違和感でさ」とハモり、梓も、それに同意します。
二人は梓さんたちの相手をすることになります。
まず、梓さんがジンライムを注文します。
それを寿先輩は見本として作り、梓さんに提供します。
それを見た伊織達は、名前通りだと理解し、愛菜からスクリュードライバーを注文されます。
そして、出てきたのは――ウオッカに入ったプラスドライバー。
スクリュードライバー=ねじまわし
伊織は再度作り直します。
ウオッカに入ったマイナスドライバーを。
これに対しキレる愛菜。
耕平は、「だから精密ドライバーにしろとあれほど‼」と伊織に抗議しますが。
愛菜は注文を変えます、モスコミュールに。
伊織と耕平は考えます。
Moss(苔)、Community(集団)から、マリモと。
まともな商品が出てこずに、キレる愛菜。
それを見たマスターは伊織達に、カクテルの本を渡します。
カクテルの名前で分かりにくいのが多いと愚痴る伊織に、お前に想像力が足らないからだと耕平は言います。
俺なら名前だけで簡単にイメージできると言う耕平に、次々カクテルの名前を言っていきます。
最後の「チェリー・ブロッサム」で山本を思い浮かべた耕平は、伊織に「何てもん想像させやがる」とキレますが……。
これを見た愛菜は、「もっと相応しいやり取りがある」と言います。
カクテルをシェイクする、「奢りだ」とテーブルにグラスを滑らせる、「君の瞳に乾杯」とグラスを傾ける。
耕平は、カクテルシェイカーを持ちシェイクをします。
ただ、トップをしていないため、中身は伊織にかかります。
次に、テーブルにグラスを滑らせますが、グラスが倒れ、伊織にかかります……。
伊織は、グラスを傾けます、耕平の瞳に。
そして、「君の瞳で乾杯」と。
悶絶する耕平。
そして、喧嘩勃発します。
その光景を見ていたマスターは、二人の仲が良いと言います。
どういった関係なのか、寿先輩たちに聞きますが、返ってきたのは――、
「裸の関係です」
その言葉の真偽を、伊織へマスターは確認します。
マスターは、遠回しに耕平の特徴を伝えますが、伊織は、千紗を思い浮かべていました。
確認後、マスターは冷や汗を浮かべます。
喉が渇いたマスターは、ちょうど耕平が愛菜にPaB式特製ウーロン茶を振る舞い、愛菜が拒否していたところへ、マスターはそのウーロン茶をもらい一口飲んで倒れます。
PaB式ウーロン茶=ウオッカ+ウイスキー
酒に酔ってしまったマスターへ、伊織は声を掛けます。
耳元に囁きながら、
「このまま寝られたら、何があっても知りませんからね。」と。
一瞬で目を覚ますマスター。
帰宅する耕平達は、何か凄い事でも言ったのか伊織に聞きますが、伊織は、疑問符を浮かべて、普通に忠告しただけと答えます。
『ぐらんぶる』14話のネタバレ感想
まず、最初に言っておきます。
伊折達は大学一年生。
しかも、浪人しておりません。
つまり、18歳=未成年。
お察しください。
皆様は、くれぐれもマネをしないようお願いいたします。
ブッキーこと寿先輩。
今回、寿先輩がアルバイトしているBarでの体験になるのですが、いろいろ酷い展開になります。
ただし、笑いの方向性で。
普段、伊織達が目にしている先輩は、全裸。
常に酒宴の席を開いている。
だから、伊織や耕平の言いたいことが良くわかります。
ただ、女性から相談を受けたとき、女性がときめくシーンを見て、伊織達が「彼の頭にナイフを」「俺からもナイフを」と言うシーンが受けてしまいました。
寿先輩が、梓さんに注文されたジンライムを作るところを見て、伊織達は、名前の通りだと理解します。
ただ、その理解が次のようなものを作り出すとは……。
愛奈から注文を受けたのは、スクリュードライバー。
ウオッカとオレンジジュースを混ぜたカクテルですが、二人が出したものは――
ウオッカにプラスドライバーを入れたもの……。
そして、先ほどのは軽いジョークと言い――
ウオッカにマイナスドライバーを入れたものを出します。
これにキレる愛奈。
耕平は、「精密ドライバーにしろとあれほど」と言いますが、そういう問題では、と。
愛奈は注文を、モスコミュールに変えます。
ウオッカにライムジュースとジンジャエールを混ぜたものですが、伊織と耕平の頭の中では――
moss(苔)community(集団)からマリモという答えを導き、「それだ」とお互い納得しますが……。
喧嘩する二人があまりにもみっともないと感じた愛奈は、伊織たちに、カクテルのシェイクやグラスを滑らせて「奢りだ」と言ったり、「君の瞳に乾杯」とグラスを傾けるシーンの再現を提案します。
ただ、二人には無理だろうけどと言います。
その挑発に伊織達は――
耕平は、シェイカーのトップをせずに振るので、伊織に中身が掛かります。
そして、耕平は、グラスを滑らせますが、グラスが倒れ、中身が伊織にかかります。
その仕返しに、伊織は、耕平の目にグラスを傾け、「君の目で乾杯」します。
「人の目に酒を流し込む奴があるか‼」
「うるせえ!ことごとく俺に酒をぶちまけやがって」と喧嘩する二人。
伊織と耕平が「裸の関係」の真否を確かめるため、マスターは伊織に確認します。
Q1.彼女がいるのか?
A1.一応、います。(千沙のこと)
Q2.その子の髪の長さはここまで(首元ぐらい・耕平と同じくらい)か?
A2.そのくらいですね。(千沙を思い浮かべて)
Q3.見た目はクールだけど中身は天然入ってる?(耕平を見ながら)
A3.そうですね。(千沙のことを思い浮かべ)
Q4.二人の間には障害が多いか?(性別的な問題など)
A4.ええ、まさにその通りです。(同窓生を思い浮かべて)
この4つを見ると、ああ、なるほど。
さすがこの原作者だと感心してしまいます。
行動があの二人に似ているからです。
ちなみに『ぐらんぶる』の原作者・井上堅二は『バカとテストと召喚獣』の著者でもあります。
面白ネタに尽きない人だなと感心してしまうほど、行動が半端ないです。
あと、伊織が無駄に格好がよかったです。
『ぐらんぶる』第15話はこちら