『死神娘はぺろぺろしたい』第13話ネタバレあり内容と14話への考察
この記事は、『死神娘はぺろぺろしたい (原作・朱白あおい/構成・村田真哉/作画・渡辺つよし)』第13話「死神娘は護りたい」のネタバレありの内容や14話への考察を書いています。
第13話「死神娘は守りたい」は2021年8月27日に公開されました。
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『死神娘はぺろぺろしたい』12話までのネタバレあらすじ
猛婆の名を冠する少女・月によって記憶を失っていた塔矢。
無事、記憶を取り戻した塔矢だったが、猛婆の能力『忘失』が強まり、塔矢に頭痛が奔り倒れてしまいます。
依然、ピンチ状態が続く塔矢。
一体、どうなる?
『死神娘はぺろぺろしたい』13話のネタバレストーリー内容
猛婆の能力「忘失」によって記憶が消されかける塔矢。
その光景を見る、アイゼンシュタインと猛婆を冠する月。
塔矢は、抗います。
「今まで俺の傍にいたのは、こいつらじゃない」と。
塔矢は、過去を振り返ります。
物心ついた時から、塔矢の周りには人がいませんでした。
父子家庭であり、父親はずっと海外にいて、ほとんど家に帰ってこなかったからでした。
そして、学校でも友達はできなかったようです。
塔矢の見た目の怖さもあったかもしれませんが、塔矢自身、幼い頃から一人で過ごす時間が長かったため、人付き合いが苦手になっていたからでした。
そんな中、依波に出会い、そして――
D13達に体液を搾り取られるのでした。
塔矢の住所を調べ上げられ、挙句の果てに、不法侵入までされて……。
セクメトの名を冠するシファが言います。
「広い実家で一人暮らしの上、美少女に囲まれて困ってるだなんて。
エロゲーの主人公みたいな生活環境だけど。」
『死神娘はぺろぺろしたい』13話「死神娘は護りたい』
そして、塔矢を24時間体制で監視するのに都合がいいと言い放ちます。
その監視理由は、塔矢を一人きりにすると速攻で殺されてしまうからでした。
そこでサリエルが説明に入ります。
ただ、今までのサリエルと違い、もじもじとしながら……。
塔矢が出会った強気なサリエル(リベカ)とのあまりのギャップに、「誰?」と聞いてしまうほどに。
もともとリベカは内気な性格で、強気であったのは、自己暗示を使ってそう振舞っていたからでした。
リベカは謝ります。
「今までイキっててすみません」
それに対し、塔矢も思わずツッコンでしまいます。
「イキリすぎだろ」と。
リベカ達D13は、創設者である先代の「王」によって造られた存在であると。
そして、先代は人間の心を造り変える神の如き力を持っていたと。
その力で、身寄りのない子供を集め、死神の名を与え、その名に相応しい特殊能力を持つ殺し屋として作り替えたと。
驚愕する塔矢は、リベカ達に問います。
「な、何なんだ、そいつは。」
「どうしてそんな能力を…。」
『死神娘はぺろぺろしたい』13話「死神娘は護りたい』
その問いに対して、シファたちは「分からない」と。
D13の誰もが、先代と面識はなく、間接的な指示でやりとりがあっただけだと言います。
依波は言います。
「私は別に興味ないし、どーでもいーですけどね。」
その言葉に、塔矢は良くはないだろうと思いますが、それに対して、依波は、今の自分に満足しているといいます。
そして第二ラウンドが始まります。
そんな中、リベカは説明を続けます。
1年前に先代からの連絡が途絶え、D13は活動休止状態に陥ったと。
ただ、先代から送られてきた最後のメールには、
「次代の王は既に生まれている」――と。
塔矢以外にも先代の後継者候補がおり、死神を従えられるものがいると。
そして、サリエルと行動していたエレシュキガルと連絡がつかないことから、他の「王」候補からのスパイだった可能性があるといいます。
塔矢の情報は、その「王」候補の手に渡っているので、護衛が必要だといいます。
けれども、塔矢は拒否します。
「お前らの都合で俺のプライベートな空間を荒らされる訳にはいかん」
「というか身がもたん」
『死神娘はぺろぺろしたい』13話「死神娘は護りたい』
「助けが欲しいときは呼ぶから、帰れ」と塔矢は言います。
それによってD13達は帰ります。
ただ、やけにあっさり引き下がったことに違和感を感じる塔矢。
「司令官」を使ったわけではないのに、一体どうしてかと考えている塔矢の後ろで声がします。
「やっと帰ったわね。あの子達。」
塔矢が後ろを振り向くと3人の女性がいました。
驚く塔矢は、いつからそこにと問いますが、返ってきた答えは、
「最初からいましたわよ」と。
そして、サリエルたちが気付かなかっただけだと。
「エレシュキガルが、そう命じたから。」
そこでエレシュキガルの名を冠する冥加サラが登場します。
警戒する塔矢に月がキスをし、塔矢が仰向けに倒れます。
塔矢の家は、「エレシュキガルが支配する領域」に創り変えられ、「領域」内ではあらゆる事象がサラの思い通りになる――「日没の女王(クル・ヌ・ギア)」という無敵の能力を使用していました。
その「領域」内で与えられた命令は、「気付くな」「詮索するな」「すぐ帰れ」の3つで、これに逆らうことは許されないものでした。
エレシュキガルは、古代メソポタミアにおいて強力な信仰を集めた冥界の女王です。
冥界における支配力は絶対的なものであり、侵入者は実の妹であろうとすぐさま殺す程に、自らの意に沿わぬ者を悉く罰していた神でした。
メソポタミアの最高神である「アヌ」ですら、彼女の非道を誅することができなかったと言われます。
つまり、エレシュキガルとは、自らの支配領域においては、神羅万象の抗いを赦さぬ、暴君であったと。
塔矢は、アイゼンシュタインに問います。
「王候補なのか…」と。
それに答えます。
「そうよ。私こそが「王」に相応しい存在」だと。
そしてD13の少女たちをコマ扱いして、塔矢が歯を食いしばり言います。
「あいつらは…コマなんかじゃない。
俺たちと同じ人間だ」
『死神娘はぺろぺろしたい』13話「死神娘は護りたい』
『死神娘はぺろぺろしたい』14話への考察
前回に引き続き、塔矢がピンチ。
この状態を次話で脱することができるでしょうか?
そろそろ依波たちが登場すると思います。
第14話は2021年9月24日コミプレで更新予定です。
現在、『死神娘はぺろぺろしたい』は2巻まで既刊です。