【漫画】『ランウェイで笑って』の綾野遠(あやのとお)のプロフィールとストーリー(ネタバレあり)
著:猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』の登場人物・綾野遠(あやのとお)のプロフィールと登場場面のストーリーを紹介しております。
ストーリーは、今(2021年6月16日現在)までに既刊されている漫画『ランウェイで笑って』の綾野遠が出ている場面を紹介しております。
私の遠のおすすめ話は、9巻の芸華祭編です。
そして、18巻の合同展示会編。
- 1. 『ランウェイで笑って』綾野遠のプロフィールとアニメ版の声優
- 2. 『ランウェイで笑って』綾野遠のストーリー展開
- 2.1. 『ランウェイで笑ってvol.3』
- 2.2. 『ランウェイで笑ってvol.4』
- 2.3. 『ランウェイで笑ってvol.5』
- 2.4. 『ランウェイで笑ってvol.6』
- 2.5. 『ランウェイで笑ってvol.7』
- 2.6. 『ランウェイで笑ってvol.9』
- 2.7. 『ランウェイで笑ってvol.10』
- 2.8. 『ランウェイで笑ってvol.11』
- 2.9. 『ランウェイで笑ってvol.12』
- 2.10. 『ランウェイで笑ってvol.13』
- 2.11. 『ランウェイで笑ってvol.15』
- 2.12. 『ランウェイで笑ってvol.17』
- 2.13. 『ランウェイで笑ってvol.19』
- 2.14. 『ランウェイで笑ってvol.20』
- 2.15. 『ランウェイで笑ってvol.21』
- 3. 綾野遠のまとめ
『ランウェイで笑って』綾野遠のプロフィールとアニメ版の声優
名前:綾野遠(あやのとお)
愛称:遠(さん、くん先輩)、あーや、綾野(さん、先輩)
所属:服飾芸華大学4年(初登場時vol.3)
Aphro I dite(ブランド・退社)
Ayano(ブランド・現在vol.21)
備考:2歳まではフランスの路上で生活していた。
その後、綾野麻衣に拾われ、綾野遠と名前を与えられる。
拾われた次の日から、針を持たされていた。
服飾芸華大学歴代最高の人材(学園長曰く)。
アニメ版声優:木村良平
『ランウェイで笑って』綾野遠のストーリー展開
主人公・都村育人と出会って、遠のデザイナー人生に大きな影響を与えます。
そんな遠のストーリーを各巻に追って紹介します。
『ランウェイで笑ってvol.3』
育人が芸華大に来た時に、偶然出会います。
サイズを測るため、後ろから育人を抱きしめながら――。
遠を先輩と呼び、ハグしてきた後輩と抱き合っている遠に育人は声を掛けます。
『HAZIME YANAGIDA』のブランドにインターンをしませんか?と。
遠は始め、断りを入れますが、次の育人の一言に考えを変えます。
「その女の人のチュニックになにかしました?」
遠は女性のチュニックのシルエットが崩れていたので、リボンを取ってシルエットを直したのです。
ただ、角度的に背中のリボンがなくなっていることが見えていないはずなのに、前面のシルエットを「見た」だけで気づいた育人に興味を示します。
柳田のブランドの手伝いに参加を決めます。
そして、学園長に感謝します。
学外からの参加者を提案して、その案を通してくれたことに。
『HAZIME YANAGIDA』のブランドに出勤初日。
柳田は、今起こっている問題を手短に説明します。
遠は、現状を理解しますが、育人と遠と同じく初出勤の長谷川心の二人は把握できない様子。
柳田は、そのまま進めようとしますが、遠は止めます。
「どんなに忙しくても上が下の人間をないがしろにしちゃいけない」と。
そして丁寧に説明する柳田に、現状を解決するために、本物のシルクを使うことを提案します。
そして、シルクを扱う縫製工場にいくつかアテがツテがある遠。
ただ、シルクで柳田が売る服のつくり方が2つあり、遠はデザイナーたる柳田に答えを求めます。
デザイナーの技量を知るために――。
育人は相談して決めようと言いますが、遠は、
「デザイナーが考えるからデザインは『デザイン』たりうる」
「ボクらはデザインの奴隷だからデザイナーが考えるデザインにスタッフが口をはさむなんて許されない」
といいます。
柳田がはじき出した答えは、使用生地はジョーゼットで形はバイアスカットで作るもので、遠が十分納得できるものでした。
そして、その仮縫いに育人を押します。
そして仮縫いをしていく育人でしたが、ダメ出しが多すぎて、力不足で下げられます。
そして遠に茶番を見せられた柳田は、本人に仕事をさせます。
育人の裁縫スキルは芸華大の2年生レベルと判断しますが、遠の見たかったのはその先。
そして、育人に見せます。
プロが『縫っている』瞬間を。
そして完成させます。
それを工場用にパターンを起こす作業に育人が選ばれます。
そして、遠の育人に感じたものを柳田も気づいていることに感心します。
『見て』脳でパターン化できる能力を、すでに持ち合わせていることを。
居残った遠と柳田は話をします。
育人を遠のブランドに引き抜いていいか、と。
『ランウェイで笑ってvol.4』
芸華大の文化祭のコンテストで参加する育人の予選。
予選の審査員で遠が立候補します。
それは、育人のデザインが気になったからで――。
育人が見せてきたものに、一同は驚きます。
それは――、パジャマであったから。
『ランウェイで笑ってvol.5』
育人の出してきたパジャマを遠は分析していきます。
色彩の工夫、縫い目の配慮、身体にフィットしているように見せかけて、締め付け感がそこまでない――バイアスカットを使いこなしている縫製に。
ちゃんと成長している育人に遠は批評で、
「ガッカリした」と言います。
「ダサい」とも。
育人の予選通過祝いに遠は、ひいきにしている焼き肉店へ、育人の妹達も招待します。
焼肉を食べている都村家族に、超撥水性のエプロンをあげたりします。
「今日は育人の芸華祭予選3位通過祝い」という言葉を発し、都村一花以外全員俯いてしまいます。
都村育人と2人きりになったとき、遠は育人に問います。
今日の予選結果に満足しているか?と。
遠は言います。
今日の結果は、材料費を渋ったからだ、と。
育人も言い返します。
「僕は長男だ…‼妹のお金に手をつけなきゃならないくらいなら僕は……ッ‼」
遠は動き出します。
育人をパタンナーとして獲得のために――。
そして、遠の立ち上げようとしているブランドにも働かないかと、声掛けします。
『ランウェイで笑ってvol.6』
育人が遠のブランドの手伝いに協力してくれることになったので、アトリエの場所に案内します。
そして遠の過去を話します。
遠は「孤児」であったこと。
2歳まではフランスの路上で生活していたこと。
綾野麻衣に拾われた次の日には針を持たされていたこと。
「Aphro I dite」の綾野麻衣の元で20年間、鍛えられたことを。
遠が「Aphro I dite」を継ぎたくない理由も語ります。
「綾野麻衣が創るデザインがボクが創りたいデザインじゃなかった」
『ランウェイで笑ってvol.6』
遠は最後の学生生活で、40年間破られていない祖母の学生時代の買い付け記録52件を超えることを目標にしておりました。
そして、そのカギとなるのが育人のパタンナーとしての能力です。
そして育人に揺さぶりをかけていくのでした。
千雪がパリに飛び立つ頃、育人から遠へ一通の電話がかかってきます。
「仕事を辞めさせてください」と。
育人をアトリエへ呼び出します。
「どうして辞めたいの?」
育人の母親が倒れて多額のお金が必要だから、割りの良いアルバイトを掛け持ちしたいと。
そして正式に、遠の学芸祭のチームに招待されます。
しかし、育人は自分も本戦に参加することを言います。
そして、それが遠の癇に障ります。
「は?何言っているの?
(中略)
24時間頭も身体も全て服に捧げてる人間の前であまり舐めたこと言わないでよ」
『ランウェイで笑ってvol.6』
育人にはデザイナーとしての資質がないと言い切ります。
パタンナーとして働いてくれるなら、親御さんの入院費を払うと言います。
『ランウェイで笑ってvol.7』
芸華大で育人と遠は会うことになります。
ただ、育人から声がかかるまで、遠は気づきません。
「パタンナーにならない僕には興味ありませんか?」
「……さぁ?どうだろうね」
『ランウェイで笑ってvol.7』
育人から宣戦布告を受けます。
「僕は綾野さんにも勝つつもりでいますよ。
デザイナーとして。」
『ランウェイで笑ってvol.7』
遠は龍之介にチームに入れてくれるように頼まれていました。
ただ、気が立っている遠には目障りに感じておりました。
作成期間、遠のアトリエで遠は少し焦っておりました。
育人から宣戦布告を受けてから――。
祖母・麻衣から「何をそんな焦ってるんだか」と言われます。
自分から高い目標を課している遠の向けての言葉でしたが、遠のエゴが彼を縛っているのでした。
『ランウェイで笑ってvol.9』
遠の出番が近づいて、会場に出入りするバイヤー達。
そして始まります、遠のコレクションが。
「”我々はデザインの奴隷だ”
”瞳は色を”
”肌は質を”
”記憶に技術を”
”心に”
”愛を”
”我々の肉体はすべて注がれる。”
”生み出した衣こそ”
”我々だ”
『ランウェイで笑ってvol.9』
1着目は、遠の立ち上げするブランドのロゴTシャツ。
あからさまに買い付け狙いが分かるもの。
そして、育人の宣戦布告に対しての答えが分かるものです。
「綾野遠のテーマ、お前と同じ”調和”だぞ」と。
育人とは違い、頭に”無個性”な服をもってきました。
ただただ観客たちを、綾野遠への期待値が次の服への想いをを加速させるものでした。
遠のコレクションは、2着同時に普段着れるデザインと、強烈なデザインの『日常と非日常の”調和”』がコンセプトでした。
コンクールが終わり、祖母・麻衣から目標の買い付け53件達成できたか聞かれます。
そして、祖母に今日貰ったバイヤーの名刺を祖母に渡すのでした。
そしてコンテスト結果発表、一位は遠がもらうはずでしたが棄権します。
それは――、バイヤーの名刺が目標まで一枚足りなかったからです。
結果的には、育人が遠に勝ちましたが、それは遠が棄権したため。
53枚達成できなかったのは、ある1着の腕のふくらみがうまくいかなかったから。
そして、それは育人がパタンナーとして遠に協力していたら、完成できていたものでした。
学芸祭が終わり、麻衣からこれからどうするのか聞かれます。
遠は、(しばらく)アプロ(Aphro I dite)で働くことを決めます。
そして学芸祭から4か月過ぎ、1月。
育人から電話がかかります。
「Aphro I diteでインターンをやっていないか」、そして参加したいと。
遠は、話を通しておきます。
そして4月、インターンで入ってきた育人は社員に上がります。
そして、遠と再会するのでした。
『ランウェイで笑ってvol.10』
社員へ上がった育人との再会。
花丘から育人へライバル認定される中、遠は「ボクもそういう友達欲しいなぁ」と漏らします。
育人が「俺、頑張りますか!」と言い、笑みを向ける遠。
夜、遠は麻衣にアプロで遠のラインを設けるといわれます。
通常は、組織のトップが、ブランド名、コンセプト、立ち上げ後の運営を決めるにもかかわらず、麻衣は、すべて遠に決めさせると言うのです。
遠と麻衣が対等であるかのように――。
実質上、独立と変わらないことに、遠は怒ります。
麻衣から「嫌ならアプロを辞めなさい」と言われ、遠も「辞める」ことを言います。
思い通りにいかない遠は、気分が紅潮します。
芸華祭の育人の「パタンナーにならない僕には興味ありませんか?」、麻衣の「まだデザインが私の真似っ子ね」と、思い通りにならなかったのはいつ振りか思い出します。
次に現状を、確認していきます。
ただ、人材(育人)が揃っておりません。
そして、育人を獲得するために画策しようとします。
アプロを辞めたことで、麻衣の真似をしなくても良くなった遠は、初めて解放感を得ることになります。
遠が辞めたラインに育人が入り、遠がやり残した3着に取り組んでいる中、再び遠が姿を見せます。
その3着を完成させるために。
そして育人の製作途中の段階で3着の改善点を見つける遠。
ただ、育人から
「今社員じゃない遠さんには任せられない」
『ランウェイで笑ってvol.10』
の発言で遠は、育人に譲ると言います。
ただ、遠は遠で勝手に作り、送ると。
そして、育人を遠よりいい服に仕上げないと意味がないと追い詰めます。
遠は3着とも完成させ、アプロに送ります。その4日後、育人も3着完成させ、どちらのものを採用するか柳田は判断します。
コストカット案と、硬い生地を柔らかく仕立て上げる服は、遠と同じものを作っていたため、評価すべきは、ふわふわな服のみ。
遠のウールの起毛は柳田も想定していたもので、育人は無撚糸タオルを使用してのふわふわ感をだしていました。
採用されたのは、新人(育人)のものだと電話で聞かされる遠。
そして、アプロとは完全に手が切れた遠。
『ランウェイで笑ってvol.11』
遠は、ある人物にパタンナーの6つの能力を説明します。
1.タイユール……硬い服を作るための知識
2.フリュー……柔らかい服を作るための知識
3.縫い目……縫い目の位置や縫う方法を選択できる力
4.生地選び……生地を正しく選べば、シワやシルエットの美しさに繋がる
5.スピード……手の速さ
6.コミュニケーション能力……デザイナーはわがままであるから
これらの能力をインターン生に求めていくことになると、遠は、フランスから戻ってきた心に言い、受け入れます。
『ランウェイで笑ってvol.12』
シャルロット・キャリーが綾野遠のキャンペーンモデルを発表します。
『ランウェイで笑ってvol.13』
時は遡って、育人と遠が柳田から課せられていた『ふわふわな服』を作っていたころ。
遠は祖母・麻衣のところで話します。
アプロの合同展示会で遠のブランドも参加させてほしいと。
ただ、ブランド名の『AYANO』だけは変えなさいと麻衣は言います。
時は戻って、育人がノービスのデザイナーに就任したころ。
遠はシャルロットに育人が参加したカプセルコレクションはどうであったか聞きます。
シャルロットから良い返事が聞けなかった遠は、パソコンに映し出されているカプセルコレクションの1着目に育人の要素が入っていることを感じます。
『ランウェイで笑ってvol.15』
東京ガールズコレクション(TGC)の予選会場に遠は心と顔を出します。
そして初めて会う千雪と遠。
遠は、千雪に
「君が育人の”女神?”」と聞きます。
女神(ミューズ)とは、ブランドを象徴するモデルのことを指し、ブランドの顔のことです。
加地照実が「千雪が持ってきたバッグが思いのほかよかった」と言います。
そこから遠が、このバッグを育人が作ったものだと気づき、
「君のせいか…最近育人にかわいげがなくなってきたのは」と言います。
千雪も遠に、「さぁどうなんですかね。育人はあなたに負けたこと悔しがってましたから」と返します。
育人と美依が3WAYオーバーのバッグを提出する前に戻ります。
遠のブランドに取材が入ります。
インタビュー形式で、「遠にとって麻衣の存在はどのようなえいきょがあった」か、聞かれます。
その質問で、「ばあ様は”ボク自身”ですよ」と答え、遠が「はっきり思い出せる一番古い記憶が、仕事をしている麻衣の背中であった」と答えます。
麻衣は既存の服には興味がなく、作りたいものだけ作って、指図を受けず、結果でねじ伏せる。
この在り方を遠は刻まれます。
そういう在り方がデザイナーのあるべき姿なのだと。
けど、遠は「ボクならもっとできる」と思います。
そして、「アプロを継ぐことが拾われた養子の使命なのだ」と。
ただ、「自分が作りたいものを作るエゴイストが”デザイナー”なのにばあ様の後を継ぐって何?」と、矛盾を覚えます。
デザイナーとして麻衣を完膚なきまでに倒すことを目標に。
アプロでの土俵では、麻衣を倒せなかったので、合同展示会で倒すことを自分で誓う遠。
「サブラインなんかに負けるわけにはいかない。
前哨戦はTGC。
潰そう”デザイナー”に誓って。」
『ランウェイで笑ってvvol.15』
育人をデザイナーとして倒すことを誓います。
そして、そのために遠は、シャルのラストルックを照実に作り直させてほしいと頼みます。
『ランウェイで笑ってvol.17』
ラストルックにシャルが遅れた代わりに千雪がランウェイでウォーキングします。
そして、到着した遠とシャルロット。
シャルがランウェイに私服で向かおうとするのに止める育人達。
ただ一人――遠を除いて。
そして皆がシャルロットのウォーキングに魅入る中、遠は、育人のバッグを見ます。
育人が作った7WAYのバッグ。
パターン技術として安定感を追及していった結果、美しいデザインとして自然と昇華されていった。
そして、遠の頭にイメージが走ります。
育人のバッグを持った遠の服の姿を。
――そして、ついに認めます。
パタンナーとして成長して、”作り方(パターン)”の追求から”新しい形”が生まれる域に達した――デザイナーの世界の住人に入った育人のことを。
育人の女神(ミューズ)を見る遠。
コンセプトを崩していないかよりも、千雪自身のオーラが会場を飲み込んでおります。
ランウェイから戻ってきたシャルは遠に3つ質問します。
千雪が着ていた服のコンセプトは?
『自己の解放』。
わざと、遅れたのか?
無言で答える遠。
そして、『自己の解放』を着るべきだったのは誰?
「シャルも解放の方が得意だもんね」
そして、シャルは怒ります。
「シャルも」の部分で反応して……。
合同展示会が始まります。
遠のブースは育人の目の前です。
芸華大の学園長が展示会に現れ、遠と育人のブースに行きます。
そして、最初に遠のブースを見に行きます。
注文してくれた学園長にバングルを渡す遠。
そして、学園長は、言います。
「芸華祭みたいな順位がないものを勝手に評価するのとは違って、バングルの減ってる量でどれくらい売れたかわかっちゃう。
売り上げの差は明確で残酷よ。」
『ランウェイで笑ってvol.17』
開始1時間での順位は、遠が5位でした。
初日の午前中、ノルマは達成しても理想の販売曲線ではない。
初日の早い時間帯は麻衣目的の客が多く、時間に任せて客層が移るのを待ってもいいけど、何もしないのもな……と悩む遠。
昼食をとっている遠は同じく昼食を取ろうとしている育人に出会します。
二人で昼食を摂る中、育人から質問を受けます。
「自分のブランドってどんな感じですか?」と。
そして遠も、質問します。
アプロというブランドをどう理解しているか?と。
育人の答えは、遠とほとんど同じ答えでした。
しかし、育人の最後の言葉に驚かされます。
「アプロの服は楽しくなくちゃなって。」
遠が抱いているアプロの服は、「自己表現」を体現しており、個性的でありながら、カスタムできる工夫を凝らしており、アレンジしてそれぞれが思う「美しさ」を表現する「芸術」であったから。
麻衣のアプロを土台にアレンジして、デザイナー「都村育人」の個性が生まれた。
そのことが遠に、
「皮肉だね。まるで「Aphro I dite」じゃないか。」と言わせます。
そして立ち去ろうとする、遠。
振り向き育人の質問に答えます。
「勝ちたい人間に勝ちにいくだけさ」と。
『ランウェイで笑ってvol.18』
遠のブースにやってきた東。
彼に、遠はパトロンのアルマ・ベイカーさんを紹介します。
彼女は東に質問します。
「あなたから見て遠の服はどう映る?」と。
東は、アプロの服の特徴を説明しながら、遠はアプロをよく受け継いでいると言います。
その説明に感謝するアルマ。
それによって照れる東でしたが、ハッとします。
遠のパトロンであるということは、アルマが着ている服は遠が仕立てたのではないかと。
そして、答えはイエスでした。
遠は、人の肉体が好き――本質的に、“人”というフォルムが一番美しいと思っている。
身体を生かしたセクシュアルな魅力、その方が遠は強い。
そして、それが遠がやりたかったデザインでした。
ただ、自分がやりたいデザインがアプロとは違うと自覚しながらも、意地を張ってアプロであり続けた。
そしてそれが変わったのは、TGCであったのです。
そして、ばあ様(麻衣)と同じデザイナーではないと証明します。
けれど、麻衣が求めていたアプロのコンセプトは、芸術でもなく服の作り方でもなく、エゴ――エゴの昇華であり、実は遠はなんらアプロの理念に反していないと、遠には明かされていない秘話がありました。
そして育人のブース売り上げに追いつき3位へ。
展示会2日目、遠の施策はハマっているにもかかわらず、育人(ノービス)との差が開かず、厄介だと感じます。
そして、育人のブースが3位に――遠を抜きます。
十はそこで笑みを浮かべます。
育人が抜き返したことによって――遠にとって初めて対等以上の関係になったからでした。
そして、オリヴィアが登場します。
これから起こることを予想してか、わくわくします。
オリヴィアが遠のブースを覗きます。
オリヴィアが遠のブースを覗きます。
それによって、バイヤーたちも遠のブースに注目します。
オリヴィアから渡された記入された注文書。
それが起爆剤となり、圧倒的に遠のブースに他の客も集まります。
育人はオリヴィアに自分のブースも見てほしいと頼みますが、断られ、俯きます。
そんな育人を見て、遠はオリヴィアに英語で頼みます。
「見てあげてくれないか」と。
オリヴィアは問います。
「見る価値があると?」
それに対し、
「ボクにはわかりません」と遠は答えます。
そして、オリヴィアが動きます。
そのころ遠は、育人との今までの回想します。
そして、オリヴィアは育人のブースでの買い付けをします。
そして、褒めます。
それに対し遠は、複雑な顔をします。
オリヴィアに育人のブースを見てくれないかと頼んだ時に、育人に聞かれます。
「綾野さん…なんで?」
それに対し、遠は、
「君はもうデザイナーだ。負けられない」と答えます。
ライバルになったからこそ、同じ土俵で戦いたかったのではないかと思います。
『ランウェイで笑ってvol.19』
合同展示会が終わり、関係者に挨拶しに行く遠。
祖母・綾野麻衣との会話は、
「結果には満足?」の問いに対し、遠は、
「いいや」と言いながらも、祖母にそんな表情には見えないと指摘されます。
遠は、麻衣に聞きます。
「みんなボクのデザインが変わったって言うんだ。
いい方に変わったのかも…正直ボクにはわからない。
わかれないんだよ。」
『ランウェイで笑ってvol.19』
その問いに対し、
「アプロの展示会でアプロらしくないから負けた。
アプロらしくなくて4位だった。
それが全てよ。」
『ランウェイで笑ってvol.19』
そして、麻衣は言います。
「戻ってきなさい。今のあなたならアプロは任せられる」と。
けれど、遠は断ります。
「AYANO」という遠のブランド名変更とともに。
ただ、二人の表情は軽口を言い合っているような空気感でした。
通路で偶然すれ違う遠と千雪。
遠から声を掛けます。
千雪のプロポーション――千雪のモデルスタイルの肉体美を褒めながら。
ただ、
「アプロを捲る理由として相応しくない。」と言います。
そこで、遠は目を見開きます。
千雪のオーラを感じて。
育人の前に立つ遠。
そこで、遠は育人にブランドの立ち上げ(独立する)にあたって必要なことを言います。
そして、
「また戦ろう。」と。
『ランウェイで笑ってvol.20』
L○NEで育人を食事に誘います。
久しぶりに会った育人に、NYコレクション参加が決まったことを遠は話します。
育人の方は、まだ審査待ちなことに対し、
「こんなところでつまずかないでよ」と言います。
雑談がらみで、遠は育人の家がこの近く(青山)にあることを聞きます。
そして、千雪のパパ・藤戸研二に会ったこと。
千雪に会わせてほしいと。
それは、遠のキャンペーンモデルであるシャルロットの所属・BEYONDが千雪の所属・ミルネージュを潰しにかかっているから。
そして、シャルが千雪に会いたがっているからでした。
けれど、育人に断られます。
そしてその場を去る育人に、逞しくなっていると笑みを浮かべる遠。
遠は、割り出した千雪の住所へ直接シャルと向かいに行きます。
割り出した千雪が住むと思われる住所に到着した遠とシャル。
遠はシャルに時間を潰してくると言い、立ち去ります。
千雪に用があったのはシャルだったからです。
『ランウェイで笑ってvol.21』
『ミルネージュ』がなくなり『BEYOND』に改名された後、車内でシャルと遠は会話します。
千雪の様子はどうかと。
そして、育人との再戦をしたいと吐露する遠でした。
綾野遠のまとめ
育人のライバル的存在。
柳田の次に育人のパターン能力が高いことに気づいた人。
最初、育人をパタンナーとして引き抜こうとしていた。
芸華祭終了後、、独立せずアプロに残ることになる。
育人がアプロに採用された時期に、祖母・麻衣からアプロの新ライン(遠に全権を委ねる=独立に似たようなもの)立ち上げの話があったときに、独立を決める。
TGCでの育人のデザインの影響を受けて、遠のデザインもアプロらしさから自分のやりたかったデザインに変わる。
シャルロット・キャリーをブランド「AYANO」のキャンペーンモデルとしている。
恋愛感情は今のところない模様。